三国港突堤(とってい)・みくに龍翔館(りゅうしょうかん)

明治の近代化の息吹きを今に伝える三国港突堤とみくに龍翔館。ともにオランダ人技師・エッセルの設計によるもの

観光地の詳細情報

近代化産業遺産

今も現役の三国港突堤
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三国港突堤は、熊本県の三角港、宮城県の野蒜(のびる)港と並んで「明治三大築港」といわれ、2003年には、突堤では全国初となった国重要文化財の指定を受けました。

三国港は越前ガニの水揚げで有名
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また2009年には、経済産業省の近代化産業遺産に認定されました。

突堤建設には粗朶沈床という技術が用いられている
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近代化産業遺産とは、日本の近代化に貢献した歴史的な建造物などを指定し保護するもので、製鉄や造船、製糸、織物などの機械や工場設備、橋や鉄道などの建造物、河川施設や港湾施設などがその認定を受けています。

東尋坊等から切り出した石を使用
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三国港突堤は、近代港湾構造物の一つの規範を示すものとして、土木技術史上高い価値があることが認められました。

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三国港突堤
明治時代にオランダ人技師エッセルが「粗朶沈床(そだちんしょう)」という工法で設計。120年以上たった現代でも現役。
住所:坂井市三国町宿2丁目
交通情報:えちぜん鉄道三国港駅から徒歩5分